公募委員
行政のルールらしく政策を決定する際にまず素案を公表し住民の反応を見、さらに作り込みオープンハウス形式で情報を出し更に反応を探る
そして各部署で揉んで揉んで 最後パブリックコメントを集め とここまでで数年 そして最後審議会を経て決定と言う手筈を踏む
ということで、行政機関ではいろいろな審議会などが存在し、その公募委員が毎年募集される
いろいろな施策がどのように検討され決定し実行されるのか いち早く情報が知れるのが利点だ
実は 昨年まで、2期6年 区の地域福祉計画の推進委員を務めた
取り組むべき方向性をこの推進会議で揉み、それを織り込んで行政担当者が詳細を落とし込み地域で実行していく
委員は地域で活動する代表者が集まる
医師 大学教授 地域包括支援センター 介護関係 障害関係 町内会 民生委員 社会福祉協議会 地区社協 地域住民 総勢20名ほど
みな、地域福祉に興味や関係がある方ばかりなので毎回思い思いな議論を交わす
そういった熱のこもった会の成果か、長寿の街として一役有名な区となった
年4回程度の参加ではあるがとても勉強になるので、機会があればまたと思っていたところ
市の「都市計画審議会」の公募委員の募集を知った
不動産取引実務者ということで、都市計画については元々興味津々だ
800字程度の小論文「都市計画について思うこと」をもって審査され選ばれるようだ
なんと 選出決定の通知が!
実は改選は1名枠のようで 8名の応募から見事射止めた模様だ
早速勉強会が開かれた とはいっても新米の私だけだ 今までの経緯や流れを知らないと入れないらしい
まず委員の顔ぶれを見て驚いた
各政党から議員数名 大学教授数名 商工会議所 農業委員会 宅建業協会 警察本部長 国土交通省
と 市の施策の最終審議決定部門にふさわしい面々が揃っている
用途地域が云々 コンパクトシティが云々 区画整理 都市構造 都市計画 都市防災 再開発 と専門用語が並ぶ
担当者も 専門用語が多くて難しいですがと恐縮するものの
一応私も不動産のプロなので「理解できます 問題ありません」と 幸先良し
どっさり資料を渡された
今までのそしてこれからの市の変遷や計画が分かるから面白い
このように市がそして街が変わっていくのかと想像するだけでワクワクする
私は社会の科目で地理が好きだった
地図をみながらその地で暮らす人々を想像するのが楽しかった
そんな同じようなワクワク感を思い出した
時に社会福祉士として そして時にファイナンシャルプランナーとして そしてまたある時は不動産屋にもなるというそんな業務をしているが
ホームグランドは よそ者感のない不動産の分野かもしれない
そんな事を思いつつ 「都市計画審議会 委員」を 6月から1期2年を務めることとなった どんな議論が交わされるかワクワクする
最長5期10年まで再選できるらしいのでどこまで深くかかわれるか楽しみだ
会議は新しくできた新庁舎で眺望も設備も最高らしい これもまたワクワクだ