遺贈寄付

生前からの付き合いもあり
Aさんの公正証書遺言書作成の際の遺言執行者になっていた
Aさんは独身でもちろん子供もいない
両親も他界 兄弟は 独身子供なしの兄のみで すでに他界
ということで 相続人不存在という状況からも 公正証書遺言書作成は必須と作成に至った経緯だ
家族全員つつましく暮らしてきた甲斐もあり
残された財産はAさんに集約され Aさんは生活に全く困らないほどの財産を持っていた
そんな中 多少身体は不自由ではあったものの 熱中症で突然自宅で亡くなってしまった
遺言書では ある 公益財団法人 認定NPO法人 一般財団法人 の3社へ指定し 包括遺贈寄付 となっていた
遺言執行人として 社会福祉士でFP と 素人ではあるが 遺言書通りに手続きをすべく奮闘開始だ
不動産もなく 全て預金 と財産構成は複雑ではないので 難易度は低い
分散していた銀行口座を集約したら驚くほどの相当の金額になった
相続発生後半年ほどで 無事全て 遺贈寄付金を振込み 遺言執行人としての業務が完了した
相続税が発生することはないと 寄付先の法人担当者にも確認していたのだが
税務署に他に何か届け出があるかもと思ったので 一応 税務署に 電話で確認した
若い女性の担当者だった
「租税特別措置法70条の認定を受けていない団体への寄付は 相続税が課せられます
今回の場合 たぶん一般財団法人 がその対象に なります 相続財産管理人を付けて手続きが必要ですが
とはいえ基礎控除(3,000万円)以下の寄付なので 手続きは必要ないかもしれませんが
認定NPO法人も疑問があるので とりあえず 団体からの領収書が送られてきたら そこに70条の記載があるかどうかの確認と
今税務署は確定申告で個別相談を受けられないので 急ぐのであれば 税理士会の無料相談で確認してください」
という回答だった
すでに多額の寄付手続きは完了しているし
今更 相続税の手続き?相続財産管理人?だれが申し立てるの?? 巻き戻せるのか? 相続税の納税期限まで3か月だ
無知な状態だからこそ 不安MAX!!
知り合いの税理士2名に聞いた
回答は どちらも 公益性の高い法人への寄付は 相続税は課せられないし
そもそも 相続人不存在で 遺言による包括遺贈であれば 誰に相続税の義務があるのか
という回答を得た
1人の税理からは 詳しく説明が明記されている文献まで 提示してもらえた
確定申告時期が終わるタイミングを見計らい 税務署に上記の見解を 電話して伝えた が
同じ担当者は 以前と同じ主張を繰り返した上で
「租税特別措置法70条の認定を受けていない一般財団法人に 相続税が課せられますが
基礎控除(3,000万円)以下の寄付なので 手続きは必要ないので そのまま書類は大事にとっておいてください」
と締めくくった
知り合いの税理士が紹介してくれた文献を読み込んでいたため
反論した
「税理士にも聞きましたし 本で調べましたところ どうも理解できないのです」
「何を見たのですが?」
「税理士が書いている本です」
「民間の出している本は 間違いがあるのでね~」
と 税理士が出している本は信用できないと 曲げない
担当者はさらに
「法規定には 遺贈及び相続財産の 寄付規定 とあるので‥‥」
と 自分が学んだ 法規定の文言を言い出した
私も文献を読み込んでいるので 言っていることの間違いに気づく
「遺贈寄付と相続財産の寄付では 意味合いが違います 及びと括られているが 分けて考える必要があると思います
遺贈寄付は 遺言より故人から直接の寄付とみなされるため 公益性の高い法人への寄付であれば 相続税はかからない
相続財産は 相続人が一旦受けとった相続財産を寄付する という流れなので 70条の認定を受けていない法人に寄付する場合は相続人が相続税を払わないとならない
という解釈だと思いますが」
ここまで言ったところ
税務署職員は モゴモゴ 口ごもった
違いに気づいたのだろう 反論するほどの知識はないようだ
「確認して お電話します 調べるのに数日時間かかるかもしれませんので お待ちください」
と 最後まで 負けを認めない
数日かかるのかと思っていたら 数時間で 電話がくる
「遺贈寄付であれば 公益性の高い法人への寄付の場合 相続税の規定は関係ないです」
でしょ~!!!!!!!!!!!!!!!!
税務署職員って 税理士よりプロではないのか?
素人に 法規定を調べあげ 間違いを指摘させことまで させるんじゃないよ!!(怒)
最後まで 税務署職員は 申し訳ありませんなどの 謝りのセリフは 一言も出なかった 残念だ(怒)
気が強いのも はき違えないでほしい 同じ女性として恥ずかしい
知ったかぶりも ほどほどに願いたい
どんだけ 振り回され不安を煽られ 知り合いに聞いたり 文献を読みこんだり 時間を使ったか
間違った理解を 指摘された恥ずかしい経験を活かし成長し 今後はうまく立ち回ってほしい
と願うばかりだ
