鮮やかな一コマ
相続手続き代行業務での一コマ
7月に突然亡くなられた末弟の相続手続き代行で
兄夫婦とやり取りを続けてきた
本当に急逝だった
71歳独身で、身軽に動ける親族はその兄嫁しかいない
たまたまお金周りの生活改善アドバイスで、生前の6月から本人と関わってきたことから
その病気がちの兄と兄を自宅で面倒を見る兄嫁に代わり
葬儀手配から納骨、そして相続手続き、最後に家財処分と自宅マンション売却をも任された
ファイナンシャルプランナーで不動産取引実務経験のある、そして相続手続き知識を持つ社会福祉士だからできる幅広い業務範囲だ
相続人が身軽に動ける時代ではなくなった
ましてや専門家として関わる私でも、いろいろなところに確認しながら調整しながらで手間暇がかかる
人を終うことの千差万別さと複雑さ
準備無く突然人生が終了するとはどういうことになるのか
ましてや離れて暮らす親族にとっての負担
今回たまたま生前から私が関わり、生活の内情を垣間見れていたから混乱は少なくて済んだのは幸いだった
コーディネート業務の必要性を兄夫婦からも理解いただきながら
いくつも山はあったが何とか終わりが見えてきた
先日不動産の契約を兄夫婦の自宅で行った
契約金は札束現金での用意だった
帯がついていても信用できないケースもあるので
「一応面倒でも数えてください」
兄嫁「えー!!できるかしら」
と言いながらさっと帯を外し、ザーッとお札一束を扇子状に
なんと元銀行員だったそう
それはそれは見事な手つきで4・4・2と素早く数え上げて行った
まだできた!と満足気
入行前に偽札でみっちり練習させられたそうだ
今の若い行員も練習するのだろうか
70歳を超えても身体で覚えていることは健在なんですね
鮮やかな一撃が脳裏を離れずです