満員電車での出来事

出発間際の満員電車に乗り込んだ時のお話し

満員電車に乗る作法は(注:我流)

そーっと、少しだけ空いているスペースに自分の身を押し込み、乗るぞという強固な意思を示すと

周りの人も少しだけ動いてくれるという暗黙の共同作業

 

その日は、週末の新宿発の下り急行電車

時間帯は21時

車内の満員レベルは隣の人とは触れるか触れないか微妙な程度

無事、ドア際に滑り込むことができ出発した

・・・・・と思う間もなく

私の背後で何やら男の人同士で揉めだした

私のすぐ背後で、満員のため振り向くこともできず

ただ聞き耳を立てるしかなかった

どうやら私が乗り込む時に、動いてくれた方の位置取りがまずかったらしく

それのクレームのようだった

たぶん

若者男性(30歳代)がドアの隅にいたらしい

老人男性(80歳代)が若者の前にいて、私が乗ろうとした際にすき間を空けて下がったらしい

(途中空いてきたので年齢や雰囲気を確認することができた)

どうやら、私が乗った際に

すき間にいた若者を故意かどうかは分からないが、肘でつつき、

結果的にどかし、老人男性がドアのすき間を横取りしたことに若者が腹を立てた模様

 

若者男性

「人としておかしいだろ」

「自分の行為分かっているのか」

 

老人男性

「何とでも言え」

「どうでもいい」

 

老人男性は、あまり人の話を素直に聞くタイプではなさそうで、

まだまだ健康にも自信もあり、頑固な雰囲気

現役時はサラリーマンで、身なりはしっかりしている

多分、老人男性は何でいちゃもんつけられているの、かあまり理解していてない様子

責められていることに反応して、ただ防御している雰囲気

若者男性はどこにでもいる風な感じ

 

若者男性

「そういうの老害っていうんですよ」

「老害!!」

 

老人男性

「どうでもいい」

「そうならそうでいい」

「〇✖△〇✖△〇✖△〇✖△」(流暢な英語)

「〇✖△〇✖△〇✖△〇✖△」(流暢な英語)

 

若者男性

「老害っていうんですよあんたみたいな人!」

「自分のやってることわかってるのか!」

 

老人男性

「そうならそうでいい」

「そうならそうでいい」

「〇✖△〇✖△〇✖△〇✖△」(流暢な英語)

「〇✖△〇✖△〇✖△〇✖△」(流暢な英語)

 

いきなり「老害」の単語が飛び出してきたことと

何故に英語で反論??しかも流暢!

・・・に笑いが出そうになったが(苦笑)

やはり背後でのゴタゴタに冷や冷やな私

なにせ私が乗り込むときに起きた揉め事に、止めるのは私???・・・・なんて焦り出す

 

どうしよう~若者エスカレートしたら

と、心配したが、意外と若者大人。

2,3同じようなやり取り後はそれ以上大事にならず、途中の駅で

若者が先に下車したことで大事にならず万事休す

とはいえ降りるとき、かなり睨み利かせてました、若者

 

怒りという感情を、睨みという行為だけで消化させた若者男性に拍手

そして、老人男性の同じ土俵に乗らない肩透かし戦法にも拍手

 

若者男性降りた後、老人男性、フーフー肩で息して興奮してました

結果的に肩透かし戦法で乗り切ったが、たぶん事の原因は分かってないでしょう

知らぬうちに絡まれたと思っていることでしょう

 

「老害」

シニア特有の行動と思考癖

そして脳の働きと身体の反応

どのように連動するのか

また社会の中での立ち位置等々

シニアの部類になっても現実に向き合おうとしない面々

また、周りも理解していないことから

どうしても「害」と映る

 

「老害」という言葉が一人歩きした出来事に

老害の意味を考えさせられた私でした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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